基礎の仕様

基礎の構成

まず最初に、建設地の地盤を調査します。この調査で「軟弱地盤」と判定された場合「地盤改良工事」が必要になります。

地盤改良が必要な場合、柱状改良工事を主軸に施工します。建物基礎部の下にドリルで穴を掘り(直径25㎝)そこに、コンクリートを流し込んでコンクリートの柱を作ります。深さは、地下深くにある支持層と言われる強固な地盤面に達するまで穴を掘り、施工します。

地盤調査は法律に定められた業務であり、これを無くすことはできません。
地盤調査結果により、問題が無く強固な地盤で有れば、基本的に地盤改良は施工しません。

この場合、住宅瑕疵保障制度に基づく保証がされます。
当然、地盤改良工事を施工した場合も同様に、
住宅瑕疵保障制度に基づく保証がされます。

*地盤改良工事が必要ないと判定されても、ご希望により地盤改良工事を施工する事ができます。

地盤調査は超音波探査方式を採用しています。また、地盤調査は地盤調査専門会社に委託して調査します。
地盤調査と地盤改良が一緒の場合、地盤調査結果を改ざんして「地盤改良が必要」と判断されないためです。
その為に、地盤調査会社と地盤改良会社は別にしています。

ベタ基礎の標準仕様と、施工の順番(オプションも表記されています)

①掘り方

基礎を造るため、地面を基礎形状に合わせ掘ります。この工程を「掘り方」と言います。

掘り方を終えると
基礎の下に湿気を抑える防湿シートを施工します。基礎のコンクリートに地中からくる湿気を浸透させなくする為です。
これにより、基礎空間を乾燥させ建物の耐久性を上げます。
この施工は標準仕様となっています。

②鉄筋の施工

鉄筋を施工します。床面は10㎜の鉄筋を20㎝間隔で、格子状に組みます。
立ち上がり部分は、上下に13㎜鉄筋を配置し、途中は10㎜の鉄筋を配置します。

*この鉄筋について、より強固なものを希望する場合、変更する事ができます。(金額がUPします)

*この工程にて給排水設備の配管を施工します。

③コンクリートの打設

コンクリートを流し込む「型枠」を設置してコンクリートを打設します。

この場合の基礎の大きさですが、

・基礎幅 13.5cm(標準) オプション(12cm、15cm)

・土間厚み 15㎝(標準) オプション(18cm、20cm)

・基礎立上がり高さ 40㎝(標準) オプション(0cm~60cm)

となっています。希望や設計内容によりオプションの数値に変更ができます。

1週間ほどコンクリートを乾燥させ、型枠を外します。その後、基礎周りの配管や地均し、整地を行い完成となります。

④オプションについて

標準仕様は上記の通りですが、更なる高耐久基礎を希望される方に「オプション設定」をしています。このオプション設定は事前に設計段階でご相談ください。

画像は更なるオプションです。
基礎の出隅角に「ハンチ」と呼ばれる補強を追加施工します。
これにより、地震などの力により、基礎の変形を抑える役目が期待されます。このオプションを選択された場合、全ての基礎出隅に適用されます。

この他にも、「床暖房・基礎断熱」のオプションもあります。
(基礎断熱・床暖房の仕様になった場合、このオプションが適用されます)

その他の基礎仕様について

FIDEAでは、木造建物は基本上記の「ベタ基礎」を標準としています。
ですが、設計方針によって適切な基礎構造基礎設計が必要となる事をご了承ください。

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